災害時動物救援ボランティア [動物愛護]
こんにちは♪(*^-^*)
最近はまた、夏らしくない涼しさで、助かるやら、困るやら。
こう気温差がありすぎると、身体がついていきませんよね・・・ 私だけかしら?
さて、本日は災害時動物救援ボランティアについてのお話です。
先日の事ですが、(財)日本動物愛護協会さんが主催された、
災害時動物救援ボランティア講習会へ参加させていただきました。
講習会の目的は、災害時に動物救援活動に当たることのできるボランティアの育成。
過去の災害時(兵庫県南部地震、三宅島噴火災害、新潟中越地震など)に行われた、
動物救援活動の紹介や体験談、動物救援ボランティアに参加する際の心構え、
今年3月の、東北地方太平洋沖地震の直後から現在までに至る、
被災地にいる動物たちの状況報告など、貴重なお話をたくさん伺うことができました。
講習内容の中で、とても気になった1つは、
現場には仕事が山ほどあるにもかかわらず、人手と時間が足りない事。
支援物資や義援金はすぐに集まるのに、人はなかなか集まらない・・・
被災地で、懸命に活動をされていらっしゃる皆さんの様子が、
手に取るように伝わってきました。
動物ボランティアは、生体を扱うため、専門知識が必要とされる場面も多々ありますが、
かと言って、専門知識がなければ動物ボランティアができないのかというと、
決してそのような事はありません。
例えば・・・
全国から送られてきたご支援品を、必要な時にすぐに使えるよう種類別に仕分け梱包する。
そのご支援品を、被災地の要望に応じて順次搬送する。
動物のお世話をしているボランティアさんが作業に集中できるよう、
ボランティアさん(人間)のお世話をするのも、動物ボランティアの1つです。
他にも、動物のお世話以外にできることがたくさんあります。
ボランティアは、どのような立場で参加しても平等であり、
お互いを尊重し合い、助け合い、思いやりの心を忘れないようにすることが大切。
もちろん、役割分担をする際には、現在、自分がどのような仕事や勉強をしていたり、
過去に、どのようなボランティアの経験があるのかを紹介しあうのは必要ですし、
自分は何ができるのかを申告する事で、救援活動に役立つ事は確かですが、
それだけでは、作業を円滑に行うことはできません。
自分がやりたい事・できる事と、被災地での要望は違う場合もあるという事を忘れずに、
救援活動を進めていかなくてはなりません。
被災した動物たちを助けるために、たくさんの愛護団体や個人の方が活動をされています。
意見が合わずに、衝突してしまう場面もあると耳にしますが、
お互いの立場を理解し、情報を共有し、それぞれの得意とする分野を活かす体制を作る。
動物たちに安心してもらえる救援活動をしていく事が大切なのでは?、と感じています。
そして、動物たちを助けることが、被災された飼い主様を助けることになればと思います。
現在、被災していない飼い主の私たちが、すぐに出来ることがあります。
★ 鑑札、迷子札の24時間常時装着。
災害は、いつ起こるか誰にもわかりません。
突然やってきて、私たちの生活を一変させてしまいます。
我が子同然の、可愛い小さな家族たちと一緒に逃げられれば幸いですが、
ビックリして逃げ出してしまったり、もしも留守番中だったら・・・
動物たちは、自分の飼い主の名前や住所を話す事ができません。
首輪に、鑑札と迷子札がついていれば、無事に戻ってくる可能性が高くなります。
3月の大震災で生き延び、保護された子たちには、
残念ながら、鑑札や迷子札らしきものの装着がほとんどないそうです。
★ マイクロチップの装着。
首輪に、鑑札と迷子札をつけていても、逃げる途中ではずれてしまうかもしれません。
万一、はずれてしまった場合でも、マイクロチップを装着していれば、
マイクロチップ番号を照合する事で、飼い主情報がわかります。
専用のマイクロチップ読み取り器は、全国の動物保護センター、保健所、
動物病院等に配備されています。
装着は、動物病院にて数千円程度で行えます。(別途、登録料が必要です。)
我が家の可愛い家族たち、リオン、レック、バニラも、しっかり装着していますよ
★ 避妊・去勢手術の実施。
現在、東北地方太平洋沖地震の被災地では、
仔犬、仔猫が生まれてしまうケースが多くなっているようです。
犬・猫の妊娠期間は、それぞれ約2ヶ月。震災後に、妊娠したことになります。
動物たちは、自身で繁殖コントロールができません。本能で行動しています。
飼い主の責任として、不妊手術をご検討いただければと思います。
★ 狂犬病予防注射接種、混合ワクチン接種の実施。
日本での狂犬病予防注射接種率は、全国平均で40%を下回っていると聞きます。
地域によっては、20%程度しか接種されていないところもあるそうです。
予防接種の効果を上げるためには、地域で最低70%以上の接種が必要。
もし、今の日本で狂犬病が発生したら・・・
狂犬病の予防注射は、毎年1回必ず接種しましょう。
狂犬病は、犬だけに感染する病気ではありません。
可愛い愛犬を守ることが、他の動物たちはもちろん、人間も守る事になります。
同様に、混合ワクチンの接種で、病気感染を予防しましょう。
災害時以外にも、動物たち同士の接触機会はたくさんあります。
公園等でのお散歩、ドッグラン、ペットホテル、病院での待合室、など・・・
人畜共通の感染症もありますから、動物たちの感染を防ぐことは、とても大切です。
★ 動物の同行避難を可能にするための対策。
動物たちの安全を守るための、最低限のしつけをしてあげましょう。
呼び戻しはできますか?。クレートに入って落ち着くことはできますか?。
社会性を身につけてあげましょう。
他の動物や、家族以外の人に会っても大丈夫ですか?。
所有者明示、不妊手術、病気の予防については、上記のとおりです。
その他、季節ごとのフィラリア予防、ノミ・マダニ予防も忘れずに。
最低1週間程度の、避難用持ち出し品を揃えておきましょう。
フード、水、薬、ペットシーツ、クレート、等。
療法食や持病の薬がある場合は、かかりつけの獣医師と相談して、
平常時から多めに処方してもらう(薬を切らさない)のも1つの方法です。
飼育手帳を作成しておきましょう。
写真、動物の名前、年齢、性格、病歴、狂犬病・ワクチン接種歴、
不妊手術の有無、飼い主の氏名、連絡先、など。
やむを得ず、一時預かり宅やシェルターを利用することになった際等には、
書類への記入が必要となりますが、災害時になると、記入漏れがあったり、
普段はスラスラ出てくる事が、なかなか思い出せなかったりするそうです。
いざという時に、飼育手帳が手元にあれば、間違えずに記入できますし、
事前にコピーをしておけば、そのまま手渡すことも可能です。
東北地方太平洋沖地震の被災地では、現在も継続したご支援を必要としています。
被災された飼い主の皆様が、可愛い小さな家族との落ち着いた生活を
1日も早く取り戻すことができますように~☆
迷子になってしまった子たちが、無事に飼い主様のもとへ帰れますように~☆
飼い主様のご事情等で、おうちへ帰ることができなくなってしまった子たちが、
優しい里親様のもとで幸せに暮らせますように~☆
私も、私にできることで、ご支援を続けていきたいと思っています。
★ ランキングに参加しています ★ 1クリックで応援して頂けたら嬉しいです♪
最近はまた、夏らしくない涼しさで、助かるやら、困るやら。
こう気温差がありすぎると、身体がついていきませんよね・・・ 私だけかしら?
さて、本日は災害時動物救援ボランティアについてのお話です。
先日の事ですが、(財)日本動物愛護協会さんが主催された、
災害時動物救援ボランティア講習会へ参加させていただきました。
講習会の目的は、災害時に動物救援活動に当たることのできるボランティアの育成。
過去の災害時(兵庫県南部地震、三宅島噴火災害、新潟中越地震など)に行われた、
動物救援活動の紹介や体験談、動物救援ボランティアに参加する際の心構え、
今年3月の、東北地方太平洋沖地震の直後から現在までに至る、
被災地にいる動物たちの状況報告など、貴重なお話をたくさん伺うことができました。
講習内容の中で、とても気になった1つは、
現場には仕事が山ほどあるにもかかわらず、人手と時間が足りない事。
支援物資や義援金はすぐに集まるのに、人はなかなか集まらない・・・
被災地で、懸命に活動をされていらっしゃる皆さんの様子が、
手に取るように伝わってきました。
動物ボランティアは、生体を扱うため、専門知識が必要とされる場面も多々ありますが、
かと言って、専門知識がなければ動物ボランティアができないのかというと、
決してそのような事はありません。
例えば・・・
全国から送られてきたご支援品を、必要な時にすぐに使えるよう種類別に仕分け梱包する。
そのご支援品を、被災地の要望に応じて順次搬送する。
動物のお世話をしているボランティアさんが作業に集中できるよう、
ボランティアさん(人間)のお世話をするのも、動物ボランティアの1つです。
他にも、動物のお世話以外にできることがたくさんあります。
ボランティアは、どのような立場で参加しても平等であり、
お互いを尊重し合い、助け合い、思いやりの心を忘れないようにすることが大切。
もちろん、役割分担をする際には、現在、自分がどのような仕事や勉強をしていたり、
過去に、どのようなボランティアの経験があるのかを紹介しあうのは必要ですし、
自分は何ができるのかを申告する事で、救援活動に役立つ事は確かですが、
それだけでは、作業を円滑に行うことはできません。
自分がやりたい事・できる事と、被災地での要望は違う場合もあるという事を忘れずに、
救援活動を進めていかなくてはなりません。
被災した動物たちを助けるために、たくさんの愛護団体や個人の方が活動をされています。
意見が合わずに、衝突してしまう場面もあると耳にしますが、
お互いの立場を理解し、情報を共有し、それぞれの得意とする分野を活かす体制を作る。
動物たちに安心してもらえる救援活動をしていく事が大切なのでは?、と感じています。
そして、動物たちを助けることが、被災された飼い主様を助けることになればと思います。
現在、被災していない飼い主の私たちが、すぐに出来ることがあります。
★ 鑑札、迷子札の24時間常時装着。
災害は、いつ起こるか誰にもわかりません。
突然やってきて、私たちの生活を一変させてしまいます。
我が子同然の、可愛い小さな家族たちと一緒に逃げられれば幸いですが、
ビックリして逃げ出してしまったり、もしも留守番中だったら・・・
動物たちは、自分の飼い主の名前や住所を話す事ができません。
首輪に、鑑札と迷子札がついていれば、無事に戻ってくる可能性が高くなります。
3月の大震災で生き延び、保護された子たちには、
残念ながら、鑑札や迷子札らしきものの装着がほとんどないそうです。
★ マイクロチップの装着。
首輪に、鑑札と迷子札をつけていても、逃げる途中ではずれてしまうかもしれません。
万一、はずれてしまった場合でも、マイクロチップを装着していれば、
マイクロチップ番号を照合する事で、飼い主情報がわかります。
専用のマイクロチップ読み取り器は、全国の動物保護センター、保健所、
動物病院等に配備されています。
装着は、動物病院にて数千円程度で行えます。(別途、登録料が必要です。)
我が家の可愛い家族たち、リオン、レック、バニラも、しっかり装着していますよ
★ 避妊・去勢手術の実施。
現在、東北地方太平洋沖地震の被災地では、
仔犬、仔猫が生まれてしまうケースが多くなっているようです。
犬・猫の妊娠期間は、それぞれ約2ヶ月。震災後に、妊娠したことになります。
動物たちは、自身で繁殖コントロールができません。本能で行動しています。
飼い主の責任として、不妊手術をご検討いただければと思います。
★ 狂犬病予防注射接種、混合ワクチン接種の実施。
日本での狂犬病予防注射接種率は、全国平均で40%を下回っていると聞きます。
地域によっては、20%程度しか接種されていないところもあるそうです。
予防接種の効果を上げるためには、地域で最低70%以上の接種が必要。
もし、今の日本で狂犬病が発生したら・・・
狂犬病の予防注射は、毎年1回必ず接種しましょう。
狂犬病は、犬だけに感染する病気ではありません。
可愛い愛犬を守ることが、他の動物たちはもちろん、人間も守る事になります。
同様に、混合ワクチンの接種で、病気感染を予防しましょう。
災害時以外にも、動物たち同士の接触機会はたくさんあります。
公園等でのお散歩、ドッグラン、ペットホテル、病院での待合室、など・・・
人畜共通の感染症もありますから、動物たちの感染を防ぐことは、とても大切です。
★ 動物の同行避難を可能にするための対策。
動物たちの安全を守るための、最低限のしつけをしてあげましょう。
呼び戻しはできますか?。クレートに入って落ち着くことはできますか?。
社会性を身につけてあげましょう。
他の動物や、家族以外の人に会っても大丈夫ですか?。
所有者明示、不妊手術、病気の予防については、上記のとおりです。
その他、季節ごとのフィラリア予防、ノミ・マダニ予防も忘れずに。
最低1週間程度の、避難用持ち出し品を揃えておきましょう。
フード、水、薬、ペットシーツ、クレート、等。
療法食や持病の薬がある場合は、かかりつけの獣医師と相談して、
平常時から多めに処方してもらう(薬を切らさない)のも1つの方法です。
飼育手帳を作成しておきましょう。
写真、動物の名前、年齢、性格、病歴、狂犬病・ワクチン接種歴、
不妊手術の有無、飼い主の氏名、連絡先、など。
やむを得ず、一時預かり宅やシェルターを利用することになった際等には、
書類への記入が必要となりますが、災害時になると、記入漏れがあったり、
普段はスラスラ出てくる事が、なかなか思い出せなかったりするそうです。
いざという時に、飼育手帳が手元にあれば、間違えずに記入できますし、
事前にコピーをしておけば、そのまま手渡すことも可能です。
東北地方太平洋沖地震の被災地では、現在も継続したご支援を必要としています。
被災された飼い主の皆様が、可愛い小さな家族との落ち着いた生活を
1日も早く取り戻すことができますように~☆
迷子になってしまった子たちが、無事に飼い主様のもとへ帰れますように~☆
飼い主様のご事情等で、おうちへ帰ることができなくなってしまった子たちが、
優しい里親様のもとで幸せに暮らせますように~☆
私も、私にできることで、ご支援を続けていきたいと思っています。
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先日は、ザジ、コハク、ケリーがお世話になりました。
以前にも拝読したのですが、また、あらためて読み「ボランティアについて」「災害時に備えての準備」等々、考えてしまいました。
我が家にはいろいろ足りてない部分があると痛感します。
自分の家の犬だけでなく、お預かりしている犬もいるのですから、もっと、そのこと自覚して、具体的な対策考えようと思いました。よい記事をアップしてくださりありがとうございます。
また、宜しくお願いいたします。
by コハク母 (2011-08-23 13:19)
コハク母さんへ
こちらこそ、先日はドッグホテルをご利用いただきありがとうございました♪
ザジちゃん、コハクちゃん、ケリーちゃんたちは、みんな甘えん坊さんで
とても可愛かったです。また機会がございましたらよろしくお願いいたします。
そして、ケリーちゃんの素敵な里親様とのご縁を応援しています。
3月の震災以降、災害時の動物たちへの対応については、
私もあらためていろいろと考えさせられました。
自分が暮らしている地域の、人間の避難場所はもちろんですが、
動物同行避難についても、現在少しずつ調べているところです。
時間がかかるかもしれませんが、資料その他がまとまりましたら、
あらためて記事にしたいと思っています。
by リオン&レック (2011-08-27 18:29)
アンクル・リレックさん、華桜子さん、だいすけさん、ミッフィーさん、
tomoさん、mamikoさん、
nice! をくださり、ありがとうございました♪(^^*)
by リオン&レック (2011-08-27 18:36)