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東日本大震災の被災地へ行きました~宮城県編~ [ドライブ お出掛け]

こんにちは♪(*^-^*)

まずは、ご報告から。

元預かりっ子のチワワ♀かえでちゃん。

新しい飼い主様宅でのトライアルも無事に終了し、正式譲渡になりました。
我が家にいた時と変わらずの甘えん坊さんで、元気に過ごしている様子です。

かえでちゃん、良かったね[るんるん]



さて、本日は前記事東日本大震災の被災地へ行きました~岩手県編~の続きです。

陸前高田を過ぎて、国道45号線を宮城県へ向かいます。

津波の被害がなかった地域では、2年7ヶ月が経ち、
震災発生当初に比べればですが、落ち着きを取り戻しつつあるようにも見えました。

反面、津波の被害があった地域では、いまだ道路も仮復旧のところが多く、
生活をされている様子もまったく感じることはできませんでした。

上記の写真は、南気仙沼駅近くの地域です。
気仙沼湾の最奥、気仙沼漁港に津波があり浸水しました。

復旧工事が進められているところもありますが、さら地もやはり多いです。

工事用のシートで覆われていたため、写真は撮れませんでしたが、
津波で陸に押し上げられた大型漁船の撤去作業の様子も拝見しました。
保存するか、撤去するかについての検討がされていた漁船です。



こちらの写真は、JR気仙沼線の陸前小泉駅近くだったと思います。
津波で、高架線が崩れたままになっています。

津谷川沿いに、本吉駅周辺まで浸水。

JR気仙沼線でも、運休中の区間については、
気仙沼線BRT(バス高速輸送システム)が運行されています。



次に向かったのは、南三陸町です。

写真は、八幡川にかかる橋の上から、南三陸町役場防災対策庁舎を撮ったもの。

八幡川の水位は、震災前からこの高さだったのでしょうか?。
震災後の地盤沈下等の影響で、この高さになっているのでしょうか?。

とにかく現在は、川の水位と道路の高さがほぼ同じになっています。



東日本大震災が発生した当初に、こちらの防災対策庁舎の様子が
何度も報道されていたのを、今でも鮮明に覚えています。

津波は、屋上(3階建て)の高さを超えて押し寄せたとのことですから、
被災された方の怖さは、どれほどだったでしょうか。

こちらの防災対策庁舎から撮影された、津波の状況写真が、
南三陸町のウェブサイトにて公開されています。
※状況写真は、津波の押し寄せる様子が時間毎に公開されています。
当時の様子を思い出したくない等のご心配がある方は、ご覧にならないでください。

なお、こちらの建物は、現在のところ、南三陸町としては撤去が決まり、
宮城県と国では、保存の方向で検討がされているようです。

10/5に撮った被災地の写真は、日が暮れてしまったので、ここまでで終了。
引き続き、国道45号線を走り、登米市を通過して、石巻市へ。

2011年にもお世話になった道の駅『上品の郷』にて、今回も車中泊。



翌10/6は、石巻市をまわる前に、女川町へ向かいました。
国道45号線を離れて、国道398号線を走ります。

国道398号線も、石巻湾から万石浦にかけて、津波の浸水がありました。

石巻市のこちら側の地域では、被災したままの建物については、
ほとんど見かけなかったように思います。

新築で建て直しているか、またはさら地になっているところが多かったです。



ところが、女川町に入ると、少し様子が変わりました。

他の被災地同様、さら地になっているところもありますし、
復旧工事が進められているところもありますが、何かが違って見えます。

町の空気感?

復旧・復興へ向けての思いも、もちろん伝わってくるのですが、
それと同時に、震災があったことを決して忘れないように、という思いも、
伝わってきたように感じました。



今回、まわらせていただいた被災地の中で、津波被害を受けた建物が
そのままの状態で1番多く残されていた地域が、女川町です。

以前、どこかの報道で、女川町の方が、
「今の女川町を、ぜひ見に来てください」とおっしゃっていました。

現在の被災地では、復興支援・応援ツアー等が増えてきているようです。
ガイドの方がご説明されているところを、被災地数か所でお見かけしています。

例えば、東日本大震災での体験について、被災された方自身が、
一緒に被災地をまわりながら、語り部ガイドとしてお話をしてくださったり、
旅館・ホテルでの宿泊や、復興商店街等でお買い物をすることで、
被災地への経済的なご支援にもつながっています。


(写真:石巻まちなか復興マルシェ)

東日本大震災を体験された方が、いろいろなお気持ちを抱えている中で、
自らお話をし続けてくださることは、震災があったことを風化させないためだけではなく、
再び起こるかもしれない災害への備えにもつながります。

被災地=お亡くなりになられた方、いまだ行方不明の方がいらっしゃる場所です。

ツアーに対しては賛否両論あるようですが、お話を伺わせていただいたり、
被災地を自身の目で見ることで、わかること、感じることが多々あります。

我が家は、諸事情により、家を空けるときは常に愛犬同伴のため、
語り部ツアーに参加することは難しいのですが、また機会を見つけて
被災地をまわらせていただきたいと思っています。



上記写真は、石巻市内の歩道です。

2年前(震災から7か月後)に訪れた際は、歩道の煉瓦が波打ち、
普通に歩けない状態のところが多く見られたのですが、
現在は、アスファルトで補修されていました。

お邪魔にならない場所を探して、少しだけ愛犬たちとお散歩。

被災地を歩く際、可能な限り愛犬たちは車内で待機させていましたが、
背伸びをして窓から外を眺めている愛犬たちを見て、「元気が良くていいね」
「可愛いね」と声を掛けてくださった地元の方たちがいらっしゃいました。

その方たちは、犬が大好きなご様子で、しばらく犬の話をした後に、
震災当時の様子もお話してくださいました。

もし、我が家が犬を連れていなかったら・・・
おそらく会話をすることもなく、お互いにすれ違っていたと思います。

被災地では、このような動物を通した出会いもありました。



今回最後に向かったのは、仙台市です。
上記写真は、津波で大きな被害を受けた若林区荒浜の現在の様子。

2年前に訪れた時は、津波で破壊された建物、家の基礎だけが残った敷地、
原型がわからないほど潰れた車、漁船も放置されている、土色の風景でした。

現在は、被災した建物や車などはなくなり、ポツリポツリと新築の家が点在し、
土色だった風景は、雑草で緑色になっていました。

同じ仙台市でも、例えば仙台港近辺の区画整理された地区では、
大型店舗が複数建ち並び、渋滞で周辺が混雑するほど賑わっています。

区画整理地区も、荒浜も、仙台湾から同様に津波の浸水があった場所です。
点在している新築の家も含め、防災対策は大丈夫なのでしょうか?。

被災地に、日常生活が戻りつつあることは、もちろん嬉しく思います。

ですが、本当の意味での復旧・復興が順調に進んでいるのかどうか?。
今回、被災地をまわらせていただきながら、疑問を感じることもありました。

危険を承知で、やむを得ず元の場所で生活をされている方もいらっしゃると聞きます。

宮城県全体の、1日も早い復興を願っています。



我が家の大切な、小さな家族たち。

東日本大震災以降、地震があるとパニックを起こすようになりました。
緊急地震速報の音にも過敏に反応し、下痢・嘔吐など体調を崩すことも・・・

東日本大震災では、動物たちも被災しました。

福島県動物救護本部・三春シェルターでは、2年8ヶ月経った現在も引き続き、
被災した犬猫たちの、新しい飼い主様を募集しています。

新たに、小さなご家族のお迎えをご検討の際は、
福島県で頑張っている犬猫たちの事も、思い出していただけましたら幸いです。

どうぞ、よろしくお願いいたします。


次回は、福島県の被災地をまわりたいと思っています。

我が家の田舎・西会津では、本日の天気予報に今冬はじめて雪だるまが登場。
本格的な、厳しい冬の訪れが、もうすぐそこまできています・・・



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リオン&レック

tomoさん
nice!をくださり、ありがとうございます♪(^^*)
by リオン&レック (2013-12-17 14:18) 

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